「いつかノーベル賞を」 イグ・ノーベル賞受賞の今井氏ら会見

2011.10.05(Wed)

「いつかノーベル賞を」 イグ・ノーベル賞受賞の今井氏ら会見

2011年10月5日 中日新聞

 わさび臭で目覚めさせる火災警報装置を発明し、ユーモアあふれる研究をたたえる「イグ・ノーベル賞」を受けた滋賀医科大の今井真講師(49)と、琵琶湖病院(大津市)の村上純一医師(34)が授与式のあった米国から帰国し4日、大津市の滋賀医科大で会見を開いた。

 発明したのは、刺激的なわさび臭で睡眠中の聴覚障害者を目覚めさせる火災警報装置。1年前に商品化され、聴覚障害者の施設などに設置されている。

 睡眠を専門とする臨床精神科医の今井講師らは2006年から研究を開始。琵琶湖病院の職員や聴覚障害者ら31人の協力で、目が覚める最適な濃度と脳波を調べた。今井講師は「協力者がわさびの臭いにむせて涙を流し、跳び起きた時のことは忘れられない」と話した。

 今井講師は米国の授賞式で「良い子はわさび臭のスプレーをおすしやそばにかけないでください」とスピーチし、会場の笑いを取ったことも披露した。

 臭いを感じてから起きるまで聴覚障害者は平均21秒なのに健常者は45秒。今井講師は「聴覚障害者の方が反応がなぜ早いのか、検証したい」と意欲をみせた。「いつかノーベル賞を受賞してイグ・ノーベル賞とダブル受賞になれば」ともユニークに語った。

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